慢性的な肩こり、改善しませんか?
肩こりは、日常生活で自覚している症状のなかでも女性では1位・男性では2位(2019年の厚生労働省の国民生活基礎調査より)となるほど多く、いまや日本人が抱えている代表的な症状といえるでしょう。
多くの方が悩んでいる肩こりですが、特に中年以降は骨や筋肉が弱くなるため、たかが肩こりと思って放置していると、こりが痛みに変わることもあり、何をするにもつらいといった状態になりかねません。
今回、この記事では、現在肩こりでお困りの方の症状緩和に役立つ情報をお届けします。
肩こりではない方も、今後の健康な身体作りに向けて参考にしてみましょう。
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目次
こんなお悩みありませんか?
- 慢性的な肩こりを改善したい
- 肩こりからくる腕のしびれをなんとかしたい
- 肩こりがひどくて、肩が上がらない
- 肩こりを日常生活で改善したい
日本人に肩こりが多い原因とは?
肩こりとは
肩こりとは、おもに首から肩・背中にかけて張っている僧帽筋という幅の広い筋肉がこわばり、だるさ、重さ、疲労感、ときに痛みを感じる症状です。
日本人に多く外国人にはない、と聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。
外国では肩こりに該当する言葉がないこともそのようにいわれる理由の1つかと思いますが、それ以外に、 日本人と外国人の骨格や筋肉量の違い、姿勢や考え方による違いが理由として考えられます。
肩こりのおもな原因
次に、肩こりを引き起こすと考えられる原因をいくつかご紹介します。
ご自身の生活習慣と照らし合わせて、該当するものがないか確認してみましょう。
◆血行不良
血行不良により筋肉の老廃物が蓄積し血管が圧迫されることで、 痛みや筋緊張感といった肩こりの症状につながることが考えられます。
また、近年は肩こりと血圧の関連も注目されており、血流が悪い人が肩こりになりやすいとされています。
血圧が高く、交感神経が優位になっていると、血管が収縮し血行不良となり肩こりにつながると考えられています。
◆デスクワーク
最近では、デスクワークが肩こりを引き起こす原因として考えられています。
デスクワークでは作業に集中しているため、長時間同じ姿勢をとり続けることが多くなります。
すると筋肉が緊張し続け、血流が悪くなり、筋肉がさらに硬くなるという負のスパイラルが起こり、 肩こりや首こりなどの症状を引き起こします。
◆眼精疲労
眼精疲労がある方の半数は、肩こりの症状があるといわれています。
目の疲れをケアせずにそのままパソコンを使うなどして仕事を続けていると、見えにくさなどの不快感が情報として脳へ伝わり、ストレス反応を起こします。
そして首・肩・背中の筋肉を硬くこわばらせるように作用し、肩こりの症状があらわれるといわれています。
◆筋力の低下
運動不足などで筋力が低下すると、少しの負荷でも筋肉が緊張しやすくなります。
筋肉の緊張は血流に深く関わっているため血行不良にもつながり、肩こりの大きな原因となることが考えられます。
◆姿勢
人間の頭の重さは、成人で体重の約10%ほどですが、姿勢が崩れて首のカーブを保つことができなくなると、首や肩の筋肉にかかる負荷が高くなり、肩こりにつながります。
普段から正しい姿勢を心がけることが重要です。
◆ケア不足
毎日の仕事や家事や勉強などで緊張して固まった筋肉や関節を、マッサージや入浴などでケアすることが大切ですが、忙しい毎日のなかで、そういったケアができないことも原因の1つとして挙げられます。
◆内臓疾患
肺や心臓などの内臓疾患が原因の肩こりも考えられます。
内臓疾患が原因の場合は、肩以外の部位にも痛みや違和感などの症状が出ます。
放置せずに早めに医療機関にて受診することをおすすめします。
◆ストレス
ストレスがかかったことにより自律神経の交感神経が興奮し、血管が収縮することで、肩こりの症状につながります。
ストレスからくる肩こりは女性に多いといわれており、とくに気分が落ち込みやすい方は注意が必要です。
毎日の生活のなかに、適度な運動習慣やストレス解消になる趣味、休養を取り入れて、肩こりを起こしにくい身体づくりを心がけましょう。
肩こりのおもな症状
肩こりは、次のような症状をいいます。
◆肩のだるさ、重さ
首から肩・背中にかけて、だるさ、重さ、疲労感、ときには痛みを感じます。
◆可動域制限
前述のとおり僧帽筋が肩こりに大きく関わっていますが、その深部にある菱形筋が緊張すると、肩甲骨の動きが妨げられ肩の可動域制限が起こる場合があり、日常生活に支障をきたすこともあります。
◆そのほかの肩の症状
そのほか、肩こりと間違えられやすい症状をご紹介します。
●五十肩
40代以降の方によく発生し、肩関節が徐々に痛くなり可動域制限が発生する病気です。
安静にしても痛みは強く、夜間痛があるのが特徴です。
●肩関節拘縮
症状的には五十肩より増悪(悪化)した状態です。
肩の痛みや肩が上がらないなどの症状があり、徐々に肩の動く範囲が狭くなっていくのが特徴です。
40~60才代に起こりやすく、男性より女性に多く認められます。
●腱板断裂
肩関節を構成している腱板がケガや加齢により断裂し、痛みが発生します。
よく五十肩として加療されていますが、五十肩とはまったく異なる病気です。
●動揺肩(スリッピング現象)
動揺肩は、日本で初めて定義づけられた病気の概念で、脱臼や亜脱臼など明らかな外傷がないのに肩関節がゆるい状態をいいます。
肩こりや肩甲骨・頚椎周囲の痛み、手のしびれなどがあらわれます。
肩こりと思っていても、痛みが強い場合や肩以外の痛みがある場合、しびれがある場合は他の病気の可能性がありますので、早めに医療機関にて受診するようにしましょう。
肩こりの対処法や
予防法について
次に、肩こりの対処法や予防法についてご説明します。
ぜひ今日から実践してみてください。
肩こりの対処法・予防法
次に、肩こりの改善に重要な、姿勢、運動、ケアについて詳しくご説明します。
◆正しい姿勢を意識する
肩こりの改善には、正しい姿勢が重要です。
パソコン作業などでうつむき姿勢になると、頭の重みを支えるために首や肩・背中の筋肉に負荷がかかります。
また骨盤が後ろに倒れていると背中が丸まって猫背になり、こちらも肩こりにつながります。
坐骨に均等に体重がかかるようにして座り、上半身を楽な位置に調整してみましょう。
椅子に座り、前後左右に揺れてみて、シートに一番あたっている部分が坐骨です。
この状態が骨盤を立てて座る正しい姿勢です。
特に、デスクワークや勉強をするときは長時間同じ姿勢で座ることが多いため、正しい姿勢が非常に大切です。
合間に休憩を挟むようにして首の筋肉をしっかり伸ばし、心身ともにリフレッシュさせながら過ごすようにしましょう。
◆有酸素運動
肩こりの解消には、血行不良や固くなった肩周辺の関節や筋肉をほぐすため、バランス良く身体を動かせる有酸素運動がおすすめです。
酸素を取り込みながら行う、ジョギングや水泳などの有酸素運動が適しています。
有酸素運動を行うことで血流が促され、身体のすみずみまで酸素や栄養が循環しやすくなります。
運動で腕を振る際には、肩甲骨から動かすように意識してみてください。
肩甲骨には、肩こりと大きな関りのある僧帽筋を始めとする18種類もの筋肉が付着しており、大きく動かすことでほぐれやすくなり、肩こりの改善に効果が期待できます。
◆入浴
入浴により筋肉をあたため、柔軟性を高めたり血行をよくし肩こりを改善する効果が期待できます。
肩こりでお悩みの方には、少しぬるめ(約39℃)のお湯に肩までつかる全身浴がおすすめです。
時間は10分を目安にしましょう。
肩まで浸かりながら肩や首を回して筋肉をほぐしてあげると、より効果的です。
◆睡眠環境を整える
睡眠は疲れた身体を癒やしてくれますが、寝方によっては身体を痛めてしまう場合もあります。
快適な睡眠環境で寝ないと、寝返りがしづらくなったり、無理な姿勢となったりして筋肉が過度に緊張してしまうといったことが起こり、肩こりなどの不調につながります。
睡眠環境で大切なのは、自分の身体に合った寝具の使用です。
具体的には、自分に合った枕や、硬すぎたり柔らかすぎたりしない、寝返りがしやすいマットや布団で寝ることをおすすめします。
イアス整骨院の【肩こり】
アプローチ方法
当院では肩こりの根本改善を目標にされる方を対象に施術を行っており、その場しのぎの慰安的なマッサージは行っておりませんのでご了承ください。
肩こりは不良姿勢と運動不足が大きな原因となるため、姿勢改善を目的とした施術となります。
まずは現状の姿勢をグリッド線などで確認していきます。
横から見た際に頭が肩より前方にせり出している前方頭位となっていないかなどが確認できます。
そのあとでこり固まった筋肉や関節をほぐしていきます。
頚と肩の真ん中にある肩甲骨の可動域を上げていくことも重要な過程となります。
肩がこる方は肩甲骨が背中の一部となってしまっている方が多いですが、肩甲骨は人によっては羽の様に盛り上がってきます。
筋肉や関節をほぐしたあとで、姿勢改善のエクササイズを行っていきます。
整えてから鍛えるのです。
保険適用外ですが、筋膜リリースや関節の調整、深部加温できる高周波や強制的に動かせるEMSなどを使い、さまざまな方向から失われた機能を蘇らせます。
著者 Writer
- 大石 準一
(オオイシ ジュンイチ) - 【所有資格】 柔道整復師
【生年月日】 1973年
【血液型】 O型
【出身】 静岡県
【趣味】 アコースティックギター、ランニング (フル、5回出場)、温泉
【得意な施術】 スポーツ外傷・障害、筋膜調整、関節調整
◎◎ご来院されるお客さまへ一言◎◎
数ある整骨院の中からイアス整骨院をお選びいただいてありがとうございます。
当院は医療と代替医療をあわせ持つ整骨院です。
特にスポーツ外傷や長引くスポーツ障害。
薬や注射、電気などでなかなか改善しない症状をお持ちの方、ぜひ一度ご予約のうえご来院ください。
施術一覧
MENU
交通事故施術
当院は交通事故で多い捻挫・打撲など軟部組織損傷の処置を得意としており、連携している病院の紹介や併院も可能です。
自賠責保険や交通事故に強い法律事務所の無料相談も対応可能です。
安心してお任せください。
保険施術
整骨院で保険施術を受ける際に、役に立つ情報をお伝えします。
ケガしてしまった、交通事故にあってしまった、というときに、保険施術を受ける際の流れについてもご説明します。
手技療法(関節包内調整)
手技療法とは、その行為を施術者の手で皮膚または衣服の上から行い、患者様の身体にさまざまな刺激を与えることです。
人間が本来持つ、病気やケガを治そうとする自然治癒力を活性化させる働きがあります。
INDIBA activ療法(温熱療法)
INDIBA activとは、スペイン製の高周波温熱機器です。
捻挫・肉離れ・骨折などに損傷直後から施術が可能です。
スポーツ選手の早期復帰から、日常生活での痛みの改善まで、幅広い効果が期待できます。
運動療法
当院のコンセプトとして「整えて機能させる」があります。
整えて、可動域が出てきたらその方に必要なエクササイズ、ストレッチなどのセルフケアを含む運動療法を提案し、段階的にサポートさせていただきます。
固定療法(ギプス・シーネ)
固定療法は、骨折など急性期の大きなケガに対して「安静」を保ち、回復を早める効果を発揮します。
完全に固定すると不便な方には、限定的に動きを制限しながらも痛みの出ない、再発の少ない固定もできます。
エコー検査機
超音波エコー検査は、レントゲンでは異常がみられない痛みなどに有用な検査で、子どもから高齢者まで安心して受けられます。
肉離れや捻挫、スポーツ障害などの症状を「見える化」し詳細に把握することができます。
体外衝撃波(ショックウェーブ)
体外衝撃波(ショックウェーブ)は、身体への負担が少なく、子どもから高齢者まで安全かつ有効な施術です。
今まで手術が必要だった病気に対して、手術をしない選択肢として世界中で使用されている実績があります。
当院のご紹介
ABOUT US
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